【伝説】1.5 kgのアオリイカ!狙って探って釣った、生の情報と執念が釣果を呼ぶ!
僕が1.5 kgの親イカを釣り上げたときの話です。釣り場で得られる生の情報は本当に大切です。
1.5 kgのアオリイカ(親イカ)を釣るまでの話
4年近く前のことですが、知多の堤防でアオリイカを釣りました。
人生初の親イカ、春アオリでした。
数が狙える秋イカと違って、春アオリは数が少ない上に警戒心が強く、圧倒的に釣るのが難しいです。
場所によってはよく釣れるでしょうが、基本的にハードル高いですよね。
そんな春アオリを攻略したときの話です。
使用した道具
使用タックル
ロッド:アブガルシア ソルティーステージソルティーステージ KR-X トリプルコンセプトSTCS-862MLT-KR (廃盤)
リール:シマノ 10 ステラ 2500 (廃盤)
エギ:ヤマシタ エギ王Q Live SBVK (ブルーバイオレット・金テープ) 3.5号 (廃盤)
PEライン:デュエル HARDCORE X4、200 m、0.8号
リーダー:デュエル HARDCORE エギングLEADER 2号 (8lb)
環境情報
日時:2017年7月10日 PM 5時頃
場所:榎戸漁港
干潮から満潮の中間付近
晴れ
近隣タイドグラフhttp://anglr.me/tides/175?date=2017-07-10
偶然目に飛び込んできた生情報
名古屋から海なし県に引っ越す前月、海を満喫しておこうと、キスやハゼ、根魚メインの必釣タックル (いずれ紹介します) を担いで漁港を歩いていた時のこと。
堤防の上を歩いていると、テトラでフカセをやっている人の竿が弧を描いていました。
チヌならばかなりの大物と見える引きで、姿を一目見ようと足を止めました。
が、水面から姿を現したのはでっかいアオリイカ!
時期的に終盤を迎えるつつある春アオリでした。
そのチヌ師はあちゃー、という感じですこし手間取りながらタモ入れしていましたが、僕の目には、幸運の女神が満面の笑みで春アオリの沼に手招きしているように見えました。
そこにいる、というこの上ない生情報。
春アオリは産卵のために接岸するので、他にもまだいる可能性が高い。
柳の下のどじょう、とは言いますが、その漁港は潮通しが良好&底が藻場。
産卵にはもってこいの柳の下です。
今日だけじゃなく、きっと明日もいるはずだと思いました。
ちまちま小魚釣ってる場合じゃない。
てことで、翌朝早速エギングタックルを持っていきました。
投げ続ける執念が実を結ぶ
釣り人の習性として、堤防は特に先端を好みます。
潮流がぶつかって反転流ができ、遊泳力の低いプランクトンが流れていかずに留まり、それを食べる小型魚、それを食べる大型魚が集まりやすい、という一般論があるからです。
僕もまずは先端を狙いました。が、
釣れない。
激シブもいいところ。
潮の向き?
カラーが合っていない?
それとも先端付近にはいない?
カラーはいくつかローテーションしていたので、徐々に堤防の付け根に移動していきました。
日が傾いて夕マヅメが近づき、ここで願掛けもこめてエギ王Q Live SBVK 3.5号を投入。
夕方なのでゴールド下地。薄濁りくらいの潮で、シルエットを認識させやすいストライプ入りの紫。オレンジやピンクに比べるとあまり使っている人がいないからスレにくい。そこに縦に一筋走る黄色のアピールライン。けっこうかゆいところに手が届きます。もう廃盤ですが……。
人生最初のアオリイカと二番目のアオリイカはこれで釣りました。
開発者もお気に入りのようなので、このカラーは復刻してほしいです。
https://www.fimosw.com/u/yamashita/pshger1k2a6bng
ちょっと脱線しましたが、これを投げて数投目くらい。
もうほとんど足元までシャクってきて、最後のフォールに入ったそのとき。
ジィィィーーー!
ドラグがけたたましい音を立て、ロッドがバット付近まで絞り込まれました。
ついにキタ!ほんとにキタ!
ッシャアアーー!!!!
と、喜んだのもつかの間、肝を冷やす事態が発生しました。
足元はテトラ帯。その隙間にソヤツは潜って行きおったのです。
リーダーを擦り切られてはたまったもんじゃない!
身切れ覚悟で思いっきり引っ張り上げ、なんとか取り込みました。
線状模様なのでオスですね。
ギャフではなくランディングネットで取り込み、そのネットにエギのフックが絡んでしまったので、外して写真を撮ったときにはもう夜でした。
帰りに釣具屋に寄って重さを量ってもらったところ、1.5 kgでした。
よく聞く3キロオーバーには遠く及びませんが、知多半島の北よりということを考えると、いいサイズなんじゃないかなと思います。
海なし県にいては無理でしょうが、いつかレッドモンスターを釣ってみたいものです。
食べ応え満点でした。ご馳走様。