「マキッパ」の使い方!海釣り初心者におすすめ!
釣り初心者・たけ兄「海釣りを始めたけど、どのルアーを買えばいいかわかりません。なにかオススメはありますか?」
釣りを始めたときに悩むのが、どのルアーを買っていいかですよね。
釣具屋に行ってもたくさんの種類があるし、値段も高いので釣りを始めて最初の頃はどれを選べばいいかわかりません。
マキッパ ~言わずと知れた傑作~
マキッパの特徴
初心者の方にまずおすすめしたいのが、メガバスの「マキッパ」です。
このルアーは海でルアーフィッシングをしている人なら大抵の人が知っているブレードジグの傑作です。
だから今更ここで紹介するのも悩んだんですが、せっかく良いものなので私なりに紹介しますね。
まずはじめに、なぜマキッパが人気なのか?
マキッパにはこんな特徴があります。
- 魚種を選ばず使用できる
- ただ巻きでも強力なアピール力
- 根がかりを回避しやすい構造
- 魚が反応しやすい細身・小柄のシルエット
公式HP
https://www.megabass.co.jp/site/products/makippa/
fimo紹介記事(プロトタイプの話も載ってます)
https://www.fimosw.com/u/Megabass/4ib3oogw7vj6kr
マキッパで釣れる魚
まずマキッパのターゲットになる魚ですが、
シーバス、青物、フラットフィッシュ、ロックフィッシュなど
ぶっちゃけ基本ターゲットがなんでも使えます!
コンディションもあまり選びません。
基本ただ巻きでいいので、体力の消耗も少ないです。
だから釣りを始めたての方が難しいことを考えずに、どんどん投げるのには最適なルアーです。
私の場合ははとくにこのようなシチュエーションで選ぶことが多いです。
- 体力キープしつつ表層直下を含む様々な深さ (レンジ) を探りたいとき
- 魚が追っているエサが小さい or 細身で、ルアーに重さが必要なとき
マッキパの使い方
マキッパはその名の通りただ巻きっぱなしで使えるように作られています。
遊泳方向に対して下側に重心があるため姿勢が安定しており、メタルジグのような胴体のキビキビ、ヒラヒラした動きではなくブレードのフラッシングで魚を誘うルアーです。
しゃくってもいいですが、高確率でフックとラインが絡んでしまうのでちょっとストレスが溜まるかもしれませんね。
まず、表層・中層・底層と大雑把に泳がせる層を決めます。
最初に投げて着水させた後、ラインにテンションがかかった状態でカーブフォールして着底までの時間をカウントダウンします。
次に、その時間を三等分して大雑把に表層・中層・底層を決めます。
そして、朝夕のマズメ時なら表層から、日中なら底層から探っていきます。
各層で巻く速さを変えたり、ストップ・アンド・ゴーでレンジキープしたりして満遍なく探っていきます。
巻く速さはリールのギアにもよりますが、1秒当たり1~2回転くらいが目安です。
ストップ・アンド・ゴーは、例えば10回巻いて3秒止める、などです。
とにかく、頭の中に水中の断面図を描いて、泳がせていない部分を塗りつぶしていくイメージです。
あとは、着底後に底を這わせたり止めたりというのも効果的かもしれません。
根がかり回避能力・細身小柄のシルエット
根がかり回避能力
マキッパは低重心でフックが上を向いて泳ぐことで根がかりしにくくなっています。
この点ではメタルマル (ブリーデン) やBP (コアマン)、ジグパラサーフ (メジャークラフト) といった
泳ぐときにフックが下向きになるルアーより有利でしょう。
根がかり回避よりヒット率を上げたいときには腹部にアシストフックをつけて対応できます (10 g以上のみ)。
細身・小柄のシルエット
細身のブレードジグってありそうでなかったんじゃないかと思います。
細身で小柄って魚からすると食べやすそうに見えるので、あっさり口を使わせることができます。
カラー・ウェイトの選び方
カラーはナチュラル系のIWASHI、アピール系のBLUPIN GOLDの2つがあれば最初はいいかなと思います。
ウェイトは、ショアから普通のシーバスタックルで使うなら、爆風・激流・どん深の場合は30 g、その他は20 gで間に合うと思います。
船なら30 gか40 gでしょう。
どうにも大型のターゲットが釣れそうにない時、3 gや5 gでメバルやセイゴなどの小型魚に狙いを変えるのも一興です。
カラーセレクトはいろんなブログや情報誌、動画などで解説されていること、結局ケースバイケース、個人の好みなどいろいろ要素あるので、それら含めた持論もいずれ書こうと思います。
困ったときのマキッパ
困ったときのマキッパ
私自身は、困ったときはマキッパを投げることにしています。
「魚がいそうなんだけどなかなか食ってこない。
きっと魚の泳いでいる深さ (レンジ) が頻繁に変わってるんだ」
というときは、毎投いろいろな深さでルアーを泳がせて魚がいるところを探していきます。
しかし、メタルジグのシャクリや、メタルバイブの引き抵抗は長期戦では地味に体力を削られるものです。
そんなとき、マキッパは軽く巻けて根がかりしにくいので安心して投げられます。
魚のエサを考えながら使う
もうひとつは、ターゲットの魚がいま何を食べているかを考えて使うことです。
魚がどんなエサを追っているかを考えることは、釣り上達にはとても大切なことです。
まぁこれが難しいんですけどね。。。
これについては、また別の記事でも解説しようと思います。
以前、東京湾や大間で渋い状況になったとき、このスタンスで貴重な一匹キャッチできました。
東京湾でたまにイナダのナブラが遠くで見えるけど、
周りの人がメタルジグで全然釣れていない激シブのなか
一人勝ちさせてもらいました。
真冬の東京湾サワラゲームでも
船中10人いて4本しかサワラが上がらなかった激シブのなか
1本を連れてきてくれました。
大間でもメタルジグでは激シブだったときにイナダに口を使わせてくれました。
いずれも、元気にルアーを動かす体力があまり残ってないときの切り札でした。
まとめ
困ったときのマキッパ、手元にひとつ持っておくと心強いルアーです!
20g | 30g | 40gサワラチューン |
釣りをはじめたての頃は、釣具を選ぶのは難しいですよね。
最初は誰かのマネからはじめていいと思います。
上達する上でいま重要だったなと思うことは、魚が釣れたときに「なぜ釣れたか」を考えるようにしたことです。
「釣れる→考える」を繰り返すうちに自分のスタイルができて、どんどんステップアップできました。
釣れたときに何を考えればいいかは、また別の記事にしますね。
おまけ:NAZZO JIG (InxLabel)はマキッパの対抗馬となるか
最後に、マキッパの対抗馬が2021年1月発売予定になっています。
その名は、「NAZZO JIG (InxLabel) 」です。
まずは1.8、3.5、5.5 gの軽量モデルから発売ですが 、
もちろん重いものも追って発売されるようです 。
ミノーのようにボディが艶めかしく動くのがポイントですね。
こちらもまた入手してしばらく使用したらレビューをしたいと思います。
それでは
あや兄
5歳で釣りにハマる。釣り歴29年。サラリーマン、工学博士、元釣具屋店員という異色の経歴。岡山、広島、大阪、名古屋と津々浦々流れ、最後はまさかの海なし県・埼玉に漂着。専門は魚ではなく微生物。激シブに負けないメンタルの持ちぬし。